ノルウェージャンエピック(Norwegian EPIC)で巡るカリブ海7泊8日の旅  
   
  12月18日  
 

日本への帰路でまたしても全日空のバースデー・サプライズ!

 
 
 
 

 旅行最後の日、この日は朝6時にマイアミ国際空港を出発するアメリカの国内線に間に合うよう朝3時に起床し、4時前にホテルを発ちました。とても律儀なタクシー運転手さんに多めのチップを渡して20分ほどで空港に着くと、朝の4時10分というのにすでに多くの利用客でごった返しています。結構並んで自動チェックイン機を操作した後荷物を預けようとすると、お土産を買いすぎて大きい方のスーツケースが重量オーバーというトラブルもありましたが、使い古しの衣服など余分なものを捨てて何とかクリア、その後靴まで脱ぐ厳格な搭乗審査のあと、行きと同じ搭乗ゲートに向かいました。

 
  マイアミ空港  
   ここまで約1時間ちょっと、空港が広いこともありかなり時間を要します。国内線なら出発の1時間半前で余裕とホテルのフロントで言われましたが時間的余裕はありませんでした。  
  マイアミ空港  
   ゲートに着くと既に飛行機はスタンバイしていました。6時近くなると空港内の軽食屋さんが開いたので、サンドイッチなどを購入して飛行機に搭乗しました。
 
  飛行機  
   航空会社のご好意かエコノミープラスというエコノミークラスのシートよりかなり幅広くて足下も広々の席でゆったり。搭乗して飛び立つと程なく日の出となり、サンドイッチを頬張りながら後藤新平の本を読んでいるとあっという間にシカゴの上空でした。  
  シカゴの高層ビル街  
  窓の外には雪で白くなったシカゴ中心部にそびえる摩天楼が見え、幻想的な風景となっていました。  
  航空券  
   シカゴオヘア国際空港に着くと同じ到着ターミナル(といっても徒歩で15分もかかる)から出発するANAのカウンターですぐにチェックイン、マイアミ空港で発券されたユナイテッド航空の搭乗券からANAの搭乗券に交換してもらい、行きの半分以下の乗継ぎ時間で成田行きのNH11便を待ちます。  
  シカゴ空港のANAカウンター  
  海外でANAのロゴを見ると不思議と安堵感が♪  
  航空券  
  このチケットで日本に帰ります!  
  昼食  
  マイアミ空港に比べるととても充実した空港内、ここでまた少し食事を摂りながら待っていると…  
  ANA-B777  
  程なくしてANAのB777がやってきました!  
  オヘア空港内  
  ご覧のように搭乗開始時は大変な混雑だったので、時間をずらして乗り込みました。  
  バースデーカード  
 

そんな私たちにまたもやANAからのビッグ・サプライズが!この日は連れの誕生日なのですが、シートの上にバースデーカードが置いてあるではないですか!確かに250席弱の飛行機ならば今日ちょうど誕生日を迎える確率は乗客に1人いるかいないかですが、このサービス精神に私も連れもビックリしながらも深々とお礼をして日本までの空の旅となりました。

 
  飛行機からの景色  
   飛行機はオヘア空港の出発便の混雑で出発が1時間近く遅れたり、12月特有の折からの向かい風で到着が予定より2時間近く遅れはしましたが、大きな揺れもなくフライトは順調に進んでいきました。写真はアラスカの雄大なツンドラ地帯の上を飛行しているときのもの。ずっと眺めていても飽きのこない景色です。  
  ANA機内食  
  16時間にもなったフライトでは行きと同じようにまずは昼食とおやつ、その後陽が沈むのに合わせて機内をだんだん暗くして8時間ほど過ごし、その後朝食となりました。  
  ANA機内食  
  ご飯を食べて寛いでいた私たちにまたもやサプライズが♪  
  バースデーサプライズ  
  エコノミークラスの前の方から連れの席に向かってスチュワーデスさん5人が「ハッピーバースデー・トゥー・ユー♪」の歌を歌いながら特製のパフェをサービスで持ってきてくれたのです!航空業界で常に満足度の上位となる全日空ってこの旅の前はどんなものだろうと訝し気でしたが、こんなにも感動的なサービスが何度もあるとは恐れ入りました。  
  N'EX  
 

 降りるときに深々とお礼を言って大満足の空の旅を終えた後は、足取りも軽やかに帰路へ。成田エクスプレスは乗車時間こそ長いですが、品川駅での新幹線とのアクセスがよく、ほとんどストレスのない帰り道でした。

 
  新幹線  
  帰りの新幹線でまたご飯を食べながらの帰宅(^o^)/  
  帰宅  
 

 家に帰ったのは19時半、マイアミのホテルを出てから家に着くまでの時間は、飛行機の時間が延びたこともあって行きとほぼ同じ24時間!さすがに疲れがどっと出てきました。でもこの大きな旅を無事に、そして大満足で終えた夜はよく眠れました。もちろん長く日本を離れていたので翌日の出社時は手荒い歓迎を受けましたが、これからまた気持ちを新たに仕事に集中するには充分な時間でした。

 
  最後に  
 

 最後にこの旅を見守ってくれた全ての方、そしてここまで長大な旅行記を最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました。とにかくノルウェージャン・エピックの乗組員さんたちはつたない英語にも嫌な顔一つせず笑顔で分かるまで話してくれたし、またANAのスチュワーデスさんたちも心温まる素晴らしいサービスをしてくれました。
 クルーズ船も豪華さやレストランの多さを競うのではなく、真のアミューズメントを追求した優雅で質が高くとても楽しい乗り物だということに驚きました。日本国内のフェリーに乗っただけで「船旅はイヤだ」と思ってしまうのは非常にもったいないことです。
 また私たちが帰ってきた後になりますが、アメリカでもっともメジャーな旅行専門誌「Travel Weekly」の読者投票で、ノルウェージャン・エピックが2011年の「ベストクルーズシップ」になりました。世界中に300隻余あるクルーズ客船の中でこの船が一番に選ばれた理由は豪華客船の優雅さと、カジュアルシップとしての楽しさを融合した点にあることが評価されたようです。私はクルーズ船はこの船しか乗ったことがないので他はよくわかりませんが、クルーズはリピーター客が多い中で2010年に就航したばかりの船が選ばれるのは異例のようです。それだけこの船の斬新さ、サービス、魅せ方がクルーズに慣れた人にも受け入れられる力を持っているのではないでしょうか?
 カリブ海クルーズに出かける前は「一生に一度でいい」と思っていましたが、今やすっかり「また行きたい!」に変わりました。また区切りのところでこんな旅が出来るよう日々頑張りたいと思います。

 
  費用について  
 

 この旅にかかった一人当たりの費用はおおよそで飛行機がサーチャージや空港使用料込みで127,000円、クルーズの基本料金が48,000円、追加で支払ったオプショナルツアー代金が27,000円、船内の有料飲食チャージが16,000円、お土産やプレゼントが40,000円、マイアミのホテル代が24,000円、電車賃・タクシー代などの交通費が22,000円、その他16,000円となり、合計で約320,000円でした。
 想定していた予算である300,000円を少し上回りましたが、日本から添乗員付きのツアーで行けば集合場所から解散までの交通費、クルーズの基本料金、ホテル代だけで350,000円からスタートであり、私たちのように少し上のグレードの部屋を手配すればもっと高価になります。
 言葉の面で大変な部分もありますが、クルーズは私が経験した海外旅行の中では一番と言っていいほど安全な旅でした。私のようにクルーズに対する予備知識がほとんどない状態で、しかも決して英語が堪能でなくとも何事もなく笑顔で帰ってくることが出来ましたので、このサイトを見て「クルーズに行きたい!」と思った方はぜひチャレンジして見てください。新婚旅行などの自分の時間を大切にしたい、そして費用を安く抑えたい方にお薦めします。
 長い旅行記を最後まで読んでいただき嬉しく思います。ありがとうございました。

 
     
 
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