ノルウェージャンエピック(Norwegian EPIC)で巡るカリブ海7泊8日の旅  
   
  12月17日  
 

クルーズ8日目・世界遺産エバーグレーズ観光とクリスマスクルーズ

 
 
 
 

 クルーズ8日目、この日ついにクルーズが終わってしまいます。バハマのナッソーからマイアミまでは直線距離で300kmという距離なので、22ノット(約時速40キロ)で進むエピックであれば8時間ほどで到着です。

 
  明星のマイアミ  
   夜明け前には夜間も煌煌と輝くマイアミの町並みが見えてきました。アメリカは不況の煽りを受けて停滞してはいますが、本土は離島とは比べ物にならない隆盛を誇っています。  
  マイアミ  
  夜が開ける頃には港に接岸しました。  
   
  エピックシアター  
   この日は8時から下船なので早めに朝食を食べ、私たちの集合場所であるエピックシアターへ向かいます。ここに集まるのはマイアミ到着後にエバーグレーズという国立公園であり世界遺産にも指定されている湿地帯ツアー参加者。私たちはツアーに参加するといち早く下船できるという特典もあってツアーに参加しました。
 
  バス  
   ツアーはこのクルーズの中で一番しっかりしたバスに乗り込みます。バスが船から遠ざかると名残惜しさもありますが、これから向かうエバーグレーズへの期待も大きく、またツアーガイドの添乗員さんも(すべて英語でところどころ意味が分かりませんが)一生懸命説明したり盛り上げたりしてくれるので楽しくなります。解説によるとこのエバーグレーズはとても広く、世界遺産にも指定されている雄大な場所であること、ただし数年前のハリケーンで国立公園内の施設は破壊され、現在も復旧のめどが立っておらず従来あった施設のほとんどが閉鎖されていること、一方これから向かうサファリパークは国立公園外ではあるものの、その雰囲気を充分に味わうことが出来ることや、同じようなサファリパークはこの辺りにいくつかあるものの、今から行くところが自然保護活動、動植物保護対策、規模の大きさなどが一番で、人気のあるところであることなどを説明していました。  
  エバーグレーズ  
  エバーグレーズサファリパークに着くと最初に案内されたのはワニの保護地域。  
  エバーグレーズ  
  近年数が減っているワニですが、この施設では繁殖活動を行っているそうです。  
  エバーグレーズ  
 

生まれたばかりの小ワニも見せてくれました。飼育員さんによくなついていて可愛かったです。

 
  エバーグレーズ  
  このあとはワニが放たれているサファリパークへ。人を襲うワニは金網のケージの中ですが、空腹でなければ人を襲うことの少ない種類のワニは遊歩道脇に仕切りもなく放たれています。  
  エバーグレーズ  
  襲わないと言われてもサイズがかなり大きいので結構怖いです、と書いてはみたものの緊張感のない写真でスイマセン(笑)  
  エバーグレーズ  
  その後は板張りの道を進んで今度はエアボートに乗って湿地帯の奥深くまで進みます。  
  エバーグレーズ  
  水深の浅い湿地帯を進めるよう、スクリューではなく大型のプロペラが推進力になっている船でした。  
  エバーグレーズ  
  操縦士がツアーガイドも兼ねています。  
   
  雄大な湿地帯の中を進んでいきます。  
  エバーグレーズ  
 

 エバーグレーズは低湿地帯で水の下から無数に生える葦と水面がほとんどで地表が見える部分はほんのわずか、わずかに露出した地表に木が密集していて自然のコースを作っています。

 
  エバーグレーズ  
  こうしてエアボートで爆音をたてて進むこと自体が生態系に悪影響を及ぼしている感が否めず、豊富にいると思われた鳥や魚、ワニやフラミンゴはほとんど見ることは出来ずちょっと期待はずれでしたが、本来の自然の動植物の密度はこんなものかもしれません。  
  エバーグレーズ  
  天気がよくて気温も高く、ガイドブックには1年中いると書かれていた蚊もいなかったので快適なツアーでした。
 サファリパークを後にしたバスは一路空港へ向かいます。ちなみにバスはフォートローダーデールという主に国内線が離発着するマイアミから40kmあまり北にある空港と国際線が離発着するマイアミ国際空港、そしてまた船に戻ってクリスマスクルーズを楽しむ(という方もちらほらいた!)に分かれ、それぞれの目的地に向かいました。
 
  te空港ホテルのレストラン  
 

 私の乗ったバスはマイアミ空港行きで30分ほどで到着し、空港で昼食となりました。マイアミ空港は国際空港で空港はかなり広いのですが、あるのは喫茶店ぐらいでお土産を買ったり食事を食べるお店がほとんどないので、仕方なく空港内にあるマイアミ・インターナショナル・エアポートホテルの最上階にあるレストランで食事を摂ることになりました。施設が少し古めかしく、便利すぎる立地もあり高くてあまり美味しくないだろうとタカをくくっていましたが、ここのホテルのレストランが美味しくてボリュームがあって安くてと3拍子そろった内容でビックリしました。

 
   
  空港ホテルのレストラン  
  空港内のレストランということもありスーツケースを置くスペースも広くとってあり、またホテルらしい上品な接客も空港を一望できる眺めも素晴らしく思わずチップを弾んでしまいました。  
  タクシー  
   お腹が満たされたあとは到着ラウンジに降りてタクシーを拾い、10日に泊まった同じマイアミのサウスビーチホテルへ。道がイマイチ分からなかったタクシーの運転手さんを誘導しながら到着しました。  
  マイアミの町並み  
  到着後はまだ外が明るいので、部屋に荷物を置いて今度は自転車でサウスビーチの先端まで行くことにしました。  
  レンタル自転車  
  マイアミ市ではご覧のような貸し自転車スポットが至る所に整備され、借りる時間によって4ドルから20ドルの費用をクレジットカードで決済すれば誰でも簡単に自転車を利用することが出来ます。サウスビーチではタクシーが定額制でどこまででも30ドル+チップと高額なため、この自転車は観光客にとって嬉しい施設です。サウスビーチホテルからは徒歩1分ほどでレンタル自転車スポットがあります。なお私は利用しませんでしたがバスもサウスビーチ循環線なら75セント定額制と格安なのでこちらもおすすめ。本数も朝から晩までかなりあるので、利用したい方は事前に調べたりホテルのフロントに聞くといいでしょう。  
  レンタル自転車  
   このサイクリングでちょっと驚いたことが、アメリカのドライバーは歩行者や自転車についてものすごく優しいこと。信号のない横断歩道で歩行者や自転車が待っていると必ず一時停止してくれるのです。日本では残念ながら数台に1台、場合によってはもっと少ない割合でしか止まらない車が、各州で差はあれど運転免許取得時に技能試験がなかったり学科試験の制限時間がないなど比較的厳格でないアメリカでこれほどマナーがいいとなると、日本の実態っていったい何が原因だろうと考えさせられました。  
  遊歩道  
   サウスビーチを南下するには海岸沿いに整備された遊歩道を走っていきます。自転車は整備された遊歩道や車道脇に設けられた自転車通行レーンを走行できるようになっていました。  
  マイアミビーチの町並み  
  道の両側は白浜の海岸とマイアミらしいポップカラーの建物が賑やかな音を立てながら並んでいるため、思わずレンズを向けたり…  
   
  空を行く飛行機をのんびり眺めたりしながら…  
  遊歩道  
  解放的な整備された町並みに危なさを感じることはありませんでした。  
  マイアミ港  
  サウスビーチの南端に着くとそこはマイアミ港の東の出入り口となっていて、頻繁に船が行き交っています。  
  ボストンテリア  
 

港で偶然居合わせたお利口なボストンテリアを連れたおじさんと
おじさん:「私もボストンテリアと似たフレンチブルドッグを飼っているんですよ〜」
私   :「おぉそうか〜わしゃ〜寒いニューヨークからコイツを連れてマイアミに1ヶ月バカンスに来てるんだよ。
      妻はニューヨークに残したままでな!ハハハハハ〜(笑)」
なんて話で盛り上がりながら港を眺めていると…

 
  マイアミ港  
  西の方から大型客船が続々と出港してきました。  
   
  マイアミ港  
  その中にはクリスマスクルーズに向かう今朝まで乗っていたノルウェージャン・エピックの姿も。  
   
   他の船が10万トン前後なのでひときわ大きな船体が目を引きます。岸壁に打ち寄せる波も他の船よりも大きく、波しぶきがかかるほど。船が通り過ぎると同時に日が落ちて暗くなり始めたので、また行きと同じようにサウスビーチを海岸沿いに北上したのですが、大西洋を東へ向かう巨大な船体はかなりの時間見ることが出来ました。
 夜になり夕食を食べ、翌朝6時発の飛行機に間に合うよう、ホテルのフロントに翌朝4時にホテル前にタクシーを回すよう頼んでこの日は20時には就寝となりました。
 
 
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