クルーズ３日目も１日中航海、昨日に引き続きほぼ全速力で最初の寄港地であるセントトーマス島に向かっています。出発して少なくとも1200km以上航海しているはずです。昨日よりも波は静かになり、風も穏やかになって明日の天気に期待が持てそうな天候です。

　ちなみにマンダラスパは世界的な高級スパのお店です。日本にもロイヤルパーク汐留タワーホテル（新橋・汐留）にあります。この日は頭と足と肩を揉んでもらったのですが、エステティシャンに英語でどう伝えればいいのか分からず四苦八苦（^^;）ただマッサージ自体はつつがなく終了。

　あと昼間は横になってゆっくり休んだりしながら、夕方はエピックシアターにブルーマンのショーを観に行きました。「ブルーマン（BLUE MAN）」って一度は聞いたことがあると思うのですが、１５年ほど前にジャパンツアーもやったことのある世界的エンターテナーの青い３人組です。これを船の中のステージで無料で見ることが出来るというからすごいことです。ブルーマンというとパイプやドラムを叩く音楽的イメージが強いかったのですが、この日のステージはそれとだけでなく、７泊８日間のクルーズの前半はエピックシアターがブルーマン専用劇場となる特徴を生かし、やりたい放題、汚したい放題で、電撃ネットワークを彷彿とさせるやんちゃな部分も。子供は大喜び、子を持つ親は若干引き気味といったステージを展開して最後はティッシュペーパーの紙吹雪で終わるというやっちゃった感の強いエンディングでした。しかしブルーマンほど世界的に名の通ったエンターテナーが常時乗っているところにエピックのすごさを感じました。

　またこの日はご飯を食べながらサーカスが楽しめるSPIEGEL TENTへ。これも見る前はちょっとした芸を少しの時間やって料理も軽食なのかなと勝手に想像していましたが、特別レストランに格付けされていることもあってショーの内容もご飯の美味しさも思わず「すごい！」と息を呑むものばかり。なおブルーマンもこのショーも連日満員が続くのでBOX OFFICEと呼ばれるこれらの出入り口の前にある受付カウンターで予約を取る必要があります。予約を取るのはごく簡単なのですが、この受付カウンターがいつでもやっているわけではないので、見たい方は毎晩ベッドメイクとともに各客室に配られる明日や明々後日のエンターテイメントスケジュールと見所を見て予約しましょう。

　ご飯の後は船内にあるアートオークションギャラリーを散策。どんな絵が飾ってあるのかフラッと立ち寄ったのですがその内容の凄さにびっくり、なんと全て本物のピカソやミロ、シャガール、ゴヤ、ルノワールの作品ばかり。日本だったら個々に飾ってある作品だけで美術館が出来そうな勢いで50点ほどが展示されていました。私には到底縁のない買い物ですが、こんな巨匠の絵を買える財力のある方も乗船しているなんて恐れ入ります。
　この日は明日の寄港地観光に備えて早めの就寝となりました。