|
||||||||||||||||||||||||||||||||
12月9日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
日本出発・感動のANA・マイアミ着の長〜い1日(38時間) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
朝は予定通り5時に起きて出発です。なぜか旅行だと目覚めのいい私は、レンタルの特大スーツケースに、こちらも親からの借り物の機内持ち込み用のキャリーケースと、愛用している革の大きな肩掛けバッグという10日にしては結構な大荷物で出発となりました。家から駅まで歩くまでの間にご近所さんに見つかり、連れも同じようなサイズの荷物だったので、「お二人で1ヶ月ぐらい旅に出るんですか?私のうちは家族4人で1つのスーツケースに収まりましたよ(^^;)」と言われるぐらいですから、その異様さが分かっていただけると思います(笑) |
||||||||||||||||||||||||||||||||
東静岡駅発の電車は少し早く行くことで本来乗る予定の1本前に乗ることができ、静岡駅でゆっくりと駅弁を物色。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
購入後に通勤ラッシュで混み合う新幹線ひかり500号東京行きに乗り込みました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
大きなスーツケースを持っているので、前々日に取った指定席は座席のすぐ後ろに荷物の置ける1列目。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
乗り込むと荷物の先客はいましたが、置くスペースを作って予定通りに新幹線車内で駅弁朝食タイムとなりました。メニューは幕の内弁当と鯛めし。鯛飯って静岡特有ですよね?子供の頃からよく食べますがおいしいです。富士川を渡って富士山が見える頃にはご飯タイムとなり、食べ終わるともう熱海に差し掛かっていました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ひとしきりご飯が終わると今度はDVDタイム。新幹線ひかり500号はN700系での運行なので、1列の両脇に電源が用意されPCを充電しながら楽しめる優れもの。1世代前の700系にはなかった便利な装備…さすが新世代の新幹線です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
東京駅で新幹線を降りて京浜東北線を乗り継ぎ向かった先は日暮里駅。今年開通したばかりの成田スカイアクセス線という成田へほぼ一直線で向かう専用線を走る新型京成特急、スカイライナーに乗車です。日暮里駅構内の接続もよく、重いスーツケースでも楽に移動が出来ます。さらに京成線側の日暮里駅スタッフさんがスーツケースを運ぶのを手伝ってくれるなど対応が素晴らしく、なんだか嬉しい気分になれました。導かれてホームに上がると数分でスカイライナーの到着です。青い流線型が高速列車を連想させてかっこいいですよね! | ||||||||||||||||||||||||||||||||
車内はさすが空港行き仕様の電車だけあってスーツケース置き場が充実していたり、N700系と同じく電源が用意されていたり… | ||||||||||||||||||||||||||||||||
薄いわりに座り心地がよいシートが新世代の特急であることを物語っています。走り始めると音も静か、なのはよかったのですが、通勤ラッシュの時間と重なってか列車のスピードはなかなか上がりません。それでも都心部を抜けて青砥を過ぎたあたりから徐々にスピードアップ。カーブがほとんどないので、乗車時のストレスはほとんどありません。そしてこの日一番スピードが出ていたのは成田空港まで残り5分となって単線になった区間あたりから。ものすごい速さで景色が過ぎていくなぁと思っていたら、しっかり定刻通り都心から30分ちょっとで成田空港に到着しました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
日本の空の玄関、成田空港は閑散期とあって人影もまばらで、普段は混み合う鉄道駅でのセキュリティーチェックやエレベーターも並ばず、鉄道駅の直上にある出発ロビーへスムーズにアクセスできました。 出発の24時間前から出来るインターネットでのチェックインも自宅で済ませてプリントアウトしておいたので荷物の預け入れもほんの数分で終わり、いよいよフライト前の最終準備です。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
2011年12月現在、史上最高値を更新中の円高を反映し、銀行でのドル両替も手数料込みで約80円と海外旅行にはいいタイミング!出発ラウンジに一番近い三菱東京UFJ銀行で500ドル分の現金をお財布の中の円と入れ替えました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
天気は雨天となりましたが成田発の全日本空輸(ANA)NH012便は、約10,100km離れたシカゴ目指して定刻通り出発となりました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
もともとはデルタ航空の翌日早朝便が期間運休の煽りを受けて少し割高なANA搭乗となりましたが、ここから日本を代表するエアラインのよさ、サービスレベルの高さを実感できる料金差以上の空の旅となったのでその内容の一端をご覧いただければと思います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
まずは機内設備のうち、日本語メニューの充実したパンフレットや小冊子、1人ずつ見られる最新の映画や音楽を提供する個人用シートテレビ… | ||||||||||||||||||||||||||||||||
絶妙な和のテイストを織り込んだおつまみ… | ||||||||||||||||||||||||||||||||
赤も白もフルーティーで美味しいワイン…(おつまみは追加の2つ目も笑顔で持ってきてくれました) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
味付けがちょうど良く「こんな美味しい食事が空の上で食べられるなんて幸せだなぁ」と噛みしめるたびに思わせてくれる食事… |
||||||||||||||||||||||||||||||||
食後のおやつにハーゲンダッツのアイスと、あっという間に暮れていく空をぼんやり眺める時間もないほどサービス満点でした。 そして夜になって数時間寝て起きると、金曜日の便ということでほとんどがビジネスマンのオジさんばかりの中、私たちが一見してそれとは違うということが分かったらしい客室乗務員のスチュワーデスさんが「ハネムーンですか?ご結婚おめでとうございます♪」と話しかけてくれて1時間ほど後、粋なサプライズ演出が待っていました! |
||||||||||||||||||||||||||||||||
「ご結婚をお祝いしたいので、よろしければデッキ後方へお越し下さいませんか?」と言うので何が起こるかちょっとワクワクしながら先ほど声をかけて下さったスチュワーデスさんに付いて行くと、別のスチャワーデスさんがスタッフスペースに招き入れてくれて、またさらに別の2人の方が壁を布で隠していました。私達が入ってくるとそれが取り払われ「ハッピーウエディング!ご結婚、ハネムーンおめでとうございま〜す!」と祝福して下さったのです!さらに壁には手書きのサイン、プレゼントに飛行機のバルーン… | ||||||||||||||||||||||||||||||||
心のこもった直筆の絵はがきやお菓子やお花などお手製だけど出来る限り、だから余計嬉しいサービスをしてくれました。絵はがきに高度”アツアツ”なんて書いてあるところがシャレが効いてます。(お花は検疫にひっかかるためその場だけになりましたが) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
プライスレスとはまさにこのことですね♪初めて乗りましたがさすが満足度ランキング上位常連のANAだと思わせてくれました。おいしい朝食をごちそうになった後、シカゴに着陸してお別れとなってしまいましたが、また帰りもANAに乗ると思うと、ここから先の旅への不安も少し軽くなりました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
気温0度と成田より寒いシカゴのオヘア国際空港に現地時間の朝8時に予定通り到着すると、さらに嬉しいサプライズが。入国審査と税関を抜けてトランジットの手続きの仕方をANAの女性地上スタッフに尋ねると、またも一見してビジネスのそれとは違う雰囲気を醸し出していた私たちを空港内を走る電車へ乗って別のターミナルまで一緒に案内し、さらにかなりの距離を歩く遠く離れたターミナル内の乗り継ぎ口まで案内してくれました。たまたまなのか、それともスチュワーデスさんが気を利かせて伝えてくれたのかはわからなかったのですが、いくつかある関門のうちの一つと思っていた部分で素晴らしいフォローをいただき、無事に13時発のマイアミ行きの国内線に乗り継ぐことが出来ました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
乗り継いだUA3727便は4時間乗るのにバスみたいな雰囲気で機内食もなく、ANAの国際線との落差にびっくりしましたが、シカゴから1900km余り離れたマイマミには定刻通り到着となりました。稚内から鹿児島までと同じぐらいの距離をたった3時間で移動できるあたりはさすが飛行機です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
マイアミ空港からホテルまでのタクシーは本来25ドルの定額のところを降りてから「パー25ドルだ(=ひとり25ドルだ)」と怖そうな運転手にボラレて思わずエキサイトしそうでしたが、ここで言い合いになって問題を起こしても仕方ないので何も言わずに払ってなんとかホテルに到着。ただこの経験が「先によ〜く確認する」という教訓を生み、のちのち幸運を呼ぶことになりました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
泊まったのはマイアミで一番人気の高いサウスビーチの中で比較的治安のいい北端あたり、海から歩いて2分ほどの「サウスビーチホテル(South Beach Hotel)」でした。アメリカでは一般的なB&Bスタイルのホテルで世界的な観光地だけに値段はそれなりですが、それでもキングサイズのベッドが2つとバスタブ付きで1室約10,000円、かつ小綺麗でサウスビーチの中ではかなりリーズナブルなホテルです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
旅行者だと思ってか夕方のチェックイン時にフロントにいたお姉さんの態度が横柄でしたが、朝のお兄さんは丁寧なジェントルマン。同じところでも個人によって相当な違いがあります。なおアメリカのホテルは皆そうなのかも知れませんが、このホテルには日本のホテルにあるようなひげ剃りなどはありません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
あるものは大中小のタオルとシャンプーリンス、ボディーローションぐらいでしょうか?インターネットも使えますが、有線なのでLANケーブルを持参しないと出来ません。あとなかなか温かいお湯が出てこないと思ったら急に熱くなりすぎたりと温度調整が難しいです。これでかなり評判がいい方のホテルなので他のホテルはどんな感じなのでしょうか…。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||