ジオットの鐘楼からの絶景
そしてローマへ
これまで味わったことのない絶品のイタリア料理でおなかを充たした我々は次の目的地のジオットの鐘楼を目指しました。フィレンツェの中心にあるこの塔はダンテも絶賛し、「神曲」のなかでその美しさを謡ったことでも有名。入り口がシンプルすぎて分かりにくかったですが、地階で入場料を払って塔に登ります。
ジオットの鐘楼は84mもあるので、ローマのサンピエトロ大聖堂のようにエレベータがついてると思ったらそんな便利なものなどありませんでした(笑)ということでひと一人がやっと通れる幅の階段を登らなければなりません。早い時間だったので上から人が来るのは疎らで助かりましたが、だんだんきつくなってきます。途中でへばって休んでるねーちゃんから「ゴーゴー」と言われて返す「グラチエ」も息絶え絶えです。
上を見てもまだあんなに、下を見るともうこんなに登ってました。こんなすごい石造りの塔が1359年、今から650年も前からあるなんてものすごい歴史と、この街がいかに長い期間をかけて熟成されてきたのかをちょっとだけ実感することができました。さっきいたあそこもここもホントミニチュアみたいです。いやー美しい街だ。晴れてればなおよかったが、暑い季節に登る方が大変なのでこの時期でよかったかも。
あんまりひとがいなかったので、30分ぐらいぼーっと眺めたり、ベンチで休んだりしながら飽きるまでじっと眺めてました。心底感動してかなりお腹いっぱいです(^^;)
直下のサンジョバンニ礼拝堂も、下から見ればあんなに大きく感じたのに、上から見ると小さく見えちゃうのが不思議。自分がいかに高いところに居るかわかりますね。
塔を降りたあとはその直下にあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に寄りました。日曜なのでミサをしてるのかと思いましたが、どうやら午前中に終わってたみたいで、ちょうど入ることができました。どの教会に入ってもその荘厳な造りは素晴らしい。あんまり多くを語らなくてもイイと思います。とりあえず見に行くことをお勧めします。写真で見るよりずっとイイですから。まさに百聞は一見にしかず、です。
この大道芸人さんは何回かお会いしてるんですよ、しかも地元で。友達ってわけではないんですけど、静岡では何年かに1回「大道芸ワールドカップ」が行われていて、この方は常連さん&常に上位入賞される有名な方なので。こんなところで会えると思っていなかったので、再会を祝して?記念写真を撮りました。ダンテさんの表情がイイですね(笑)
ちなみに大道芸人さんたちはウフィツィにいけば会えます。あと露天商と違って警察公認なようで、みまわりのお巡りさんに会釈したり談笑しているのが印象的でした。この街では大道芸がひろく市民権を得ているみたいですね。
疲れたのでホテルに戻る途中、街のフェスティバル行列に遭遇。どこ行ってもお祭りは楽しいですね。人が多いのでスリに注意しながらも、雰囲気を楽しみました。行列に参加してた小さな女の子がむちゃむちゃ可愛いのが印象的でした。ほんと「お人形さんみたい」というのがピッタリあてはまります。
そろそろローマに向かうバスに乗らなければならないので、ホテルの隣のバールでミニケーキを買いだめしてバスに乗り込みました。しっかしこの2ユーロ足らずの
ケーキもむちゃんこおいしくてびっくりしました。もっと買っとけばよかった(^^;)
ほんと食事はおいしいし、環境はイイしフィレンツェ大好きになってしまいました。また行きたいですね。