しかし、1年で数千キロしか乗らない、荷物が載らない、子供と旦那がいるのに2人乗りなど所有することにあまり意味がないということで売却するという情報をキャッチし、中古市場に流れると同時に押さえました。税金や保険等の損得勘定から乗り出すまではまたそこから少し時間をおきましたが1998年に購入した当時、新車かと思えるほどの塗装状態のよさには現物を見てからびっくりしたのもです。
しかし初めは今のようなスポーツ傾向の強い使い方をする気はまったくなく、おもいっきり軟派なクルマでした(^^;)バイト代のほとんどがオーディオ代に消え、特に用のない夜は夜な夜な女友達、男友達を連れてドライブに行ったものです。一時はスピーカーが16個ついていた頃もありました。しかしそんな日々を過ごしていたときにターニングポイントが訪れました。それはいつものように友達を連れて夜の高速をカッ飛ばしていたときです。急なカーブの先でクルマがスピンして道をふさいで渋滞が出来始めていました。私も前のクルマに続いてハザードをたいて後ろのクルマに渋滞を知らせた次の瞬間でした。後ろから金属やタイヤの擦れ合う大音響とともに、ミラーに転がりながらこちらにやってくるクルマ(Z)が!「あっこれは死ぬかも・・・」と思った瞬間、上から横転してきたクルマ、運転席横からそれを避けようとして急ブレーキをかけてきたクルマ(S13シルビア)からの猛烈なツッコミを受けて頭から腿まで粉々に砕けたガラスを浴びました。横でうつろだったナビは幸運にも何事もなかったのですが私は…もちろんクルマは大破です。
事故後、全損のクルマを修理するか新しいものを探すか迷いましたが、時間もお金も手間もかけてやっと探したクルマへの愛着を捨てきれるはずもなく、事故責任比率10対0の全損分保険金をフルに使い1ヶ月もかけて補強や塗装を行いかかった金額1×□万!全損分保険金上限を遥かに超える保険金が出たのは当時お世話になったクルマ屋さんのおかげなので詳しい事情は伏せますが、補強のおかげか事故前より高速時の直進安定性が増し、エンジンも新品になったおかげで音が静かになり、いくつかあったエクボも再塗装とともになくなり、前よりいいクルマになって帰ってきました(^^;)
その後は「事故車」ということもあり練習してツブすつもりで学友が誘ってくれた競技や走行会に試しに参加したところ見事にハマりました。そこからは一転して走りを意識したクルマとなり現在に至ります。途中、いろいろあって売りに出そうか迷った時期もありましたが、このクルマを通じてかけがえのない知人と知り合うことも出来たことを考えると決断には至りませんでした。なのでこれからも可能な限り維持していこうと思う1台です。スペックについては私もよく知らないし、クルマの構造変更に至るような大きなモディファイはしてませんので、右下に本田技研工業につながるリンクを貼っておきました。興味のある方は本田技研工業によるビートのファクトブックをご参照ください。
ただ、競技をやる上で必要なものについてはドレスアップ効果もあり、主な変更点を以下にレポートしております。走行会に参加される場合はご参照いただければ幸いです。 |