この日はミシュランガイドに掲載されて脚光を浴びている修善寺に行ってきました。仕事柄西海岸に行く時の通過点でなかなか立ち寄る機会がないのですが、今回は「浴衣を着て町を歩くといろんな特典がある」とのことで修善寺町役場（上）で浴衣を借りて竹林の小径（右）などを散策。車では何度か行って「なんて車で行くのが大変なところなんだろう」と思いましたが、車を停めて歩いてみるとなかなか風情があっていいですね。

散策路には晩年、修善寺で養生していた夏目漱石の様子も展示されていました。

少し歩くと名旅館「柳生の庄」が。市川海老蔵さんと小林麻央さんが初めてのお泊まりデートをしたところです。さすが歌舞伎役者となると泊まるところも違いますね。

こちらも名旅館の修善寺石亭「鬼の栖」。温泉街の一番奥の方になるので、ここで休憩させていただきました。

鬼の栖では浴衣を着て来た方限定でお抹茶とお菓子のサービスが。ほんのり甘く苦い抹茶にモッチリした和菓子、美味しかったです。この後すこし庭内を散策させていただき、「今度は泊まりに来たいなぁ」と思いました。

修善寺といえば独鈷の湯（川の右脇にあるもの）。治水対策上の問題で川の中央から脇への移設され、足湯として復活しました。

川の真ん中から沸き出すなんて神秘的ですが、修善寺らしい光景です。10分ほど足をつけただけで全身ポカポカです。

独鈷の湯の横には饅頭屋さん「源楽」が。

ここでも浴衣限定のサービスでおもてなしを受けました♪特製のお饅頭美味しかったです。

散策を終えて本日のメインイベントであるランチと温泉のため「宙」というホテルへ。今回も連休ではないので日帰りでの息抜きです。

修善寺というと狭い敷地に密集したイメージが強いのですが、ここ宙（SORA）渡月荘金龍は入口の間口も広く、裏山ごとホテルの土地ということでゆったりとした構え。入口を入ると荘厳な庭が出迎えてくれる高級感いっぱいのホテルです。

受付が終わると食事専用の間に通されました。眺めはありませんが自然の光で充分に明るい爽快感のある部屋、用意されたランチは写真のようにまずは期待を裏切らない見た目、器が凝ってますね。ちなみにこの日の朝食はほんのちょっと食べただけに余計食欲をそそります。

食べてみるとにかく一つ一つが繊細で美味しい！出来合いのものからイメージした舌に触れる瞬間までの味と実際の味が「こうも違うかぁ〜」と感心してしまうほどどれも期待以上の美味しさです。これだけ出てくるとさすがにお腹いっぱいになります。

１時間以上かけてゆっくりランチを堪能した後はお風呂へ。２つある展望貸切露天風呂のうち、この日は奥側の岩風呂が予約済みとのことで石風呂へ。受付で鍵を借りての時間制になります。

山の斜面、森の中にあるのでいろいろ舞い込んでくるようです（笑）

おお〜広いお風呂なり♪露天風呂と言っても上方向しか開いてないお風呂も多い中、このお風呂のように見下ろすことも出来る前面の開けた景色と屋根のない空が堪能できるのは気持ちいいですね！

その分雨の日に入るのは辛いかと思われますが、晴れた日はご覧のような景色に湯船いっぱいに足と体を伸ばしゆったりつかることが出来ます。もちろん温泉なので出た後もほんのり残る湯の温もり、素晴らしいです。またホームページを見ると分かるのですが、ここ宙はこの他にも男女別の大浴場が素晴らしいらしく、また泊まりににでも来て堪能したいなぁと思います。日帰りでも貸切でなくても充分楽しめるので、興味のある方はぜひ行ってみてください。おススメです。