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2008年8月

31日・全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(大会レポート編)

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午前7時になるとよいよ「第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」開会式がはじまりました。4000人もの人がいる割には、皆さん静かに聞いてました。さすがサイクリストはマナーがいい♪開会式の後は今回最遠方、沖縄県浦添市から参加の方へ記念品が授与されました。

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天気予報大ハズレの青空のもと、見渡す限りのサイクリスト(笑)
気温18度、山頂も10度、湿度90%、真夏とは思えない標高の高い乗鞍特有の絶好のコンディションです。
(以下縦長の画像・写真が多く、画面の大きさによっては見づらい点、ご了承ください)

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それにしても行けるのか…このコース図を見るとちょっと不安(^^;)

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フムフム、第2チェックポイントまでがキツイんだな…

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開会式が終わると7時30分近くになり、チャンピオンクラスから順次スタート地点へ。私はとりあえず完走目指してるぐらいですが、回りは「今年こそ!」という目のオーラが違ってスゴい雰囲気(^^;)

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気温は18度…ちょっとこの格好は寒そうですが、NORIKURAガールのおね〜さんはプロ根性で笑顔♪スタート3分前、1分前、30秒前にはもう1人のレースクイーンと交代しながらプラカードを掲示♪ビッグイベントらしい演出ですね(^o^)

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そしてよいよスタート!

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一番前に並んだ方々、もの凄い勢いでスタートダッシュ!

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落車が起きないのが不思議なくらい猛然と加速して行きます。これでもちょっと傾斜があるんですが、そんなのは微塵も感じないですね(^^;)

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私は後方からのんびりスタート(^^;)
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でも回りとあんまりにも違うペースだと追突されそうなので、回りに付いて行きます。しかし初めは気温が低いおかげで心拍計が全く反応せず…頼むよPOLAR(>_<) あ、でもちょっと汗ばんで来る頃には正確に動き出しました(^^;)

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登り始めてしばらくすると、乗鞍高原温泉スキー場が。3月末までたくさんの雪をたたえていたゲレンデは緑に包まれています。道端には高山植物のかわいい花がいっぱい咲いてました♪
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それにしてもゲレンデの途中に登山道…冬場は数メートルの雪に覆われるんでしょうけど、どうなっているのかちょっと興味があります(^^)
ちなみに眼下に見える棟はショートコース(7km)のゴール地点を兼ねた1回目の給水ポイント。水とアクエリアスが選べたので、お水を貰いました。ここまでの傾斜は標高が1800m程度ということでペースは早め、平均18km/h程度のペースで登って行きます。

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スキー場から残り4kmまではちょっとレースに集中。2度目の給水ポイント(スタートから15km地点の位ヶ原山荘)でちょうど60分だったので「このままのペースで行けば1時間20分切れる!」とちょっとよぎって頑張ってみたのですが、ここからこの残り4kmの立て札までがデータ上は平坦ですが一番大変だった(と思う)。心拍数が常時186を超え出し、頭がちょっとボーっとしてきて「こりゃヤバいかも」と思ったらペダリングが覚束ない!
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乗鞍の大雪渓に少し癒されましたが、ハンガーノックになりかけたのでCCDと持ち合わせのアミノバイタルProを走りながら飲んでペースダウン。ゆっくり走りながら体力が回復するのを待ちました。

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しかし残り3kmを残して既に標高は2400mと富士山5合目とほぼ同じ、酸素が薄いせいかペースを落としても心拍は下がらず、体力が回復している感じも希薄…残り3kmで森林限界を超えていくのは気持ちいいのですが、思うようにペースが上がらない末脚にちょっとイライラ(>_<)
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と左のように書いてる割にはカメラを見つけてニッコリしちゃうのが俄カメラマンの悲しい性(笑)
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しかしなにか不思議な感覚。苦しい時間が30分ほど続いた後、急に「空気が美味しいなぁ」なんて思い始め、なんだか脚が軽くなってきて…ランナーズハイというものだと思うのですが…

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残り2km地点。あたりは低木もなくなる厳しい環境で相変わらずのつづら折れ道路、傾斜もそれなりにあるのですがペースが急回復。写真を撮りながらなのでもうタイムは諦めてますが、ここにきて体が追いついてきました。
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段々余裕が出てきたので、カメラに向かって手を挙げる余裕も(爆)
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痛み止めを飲んでおいたおかげか関節や筋肉の痛みはなく、まだまだ行ける感触があるのでギアを2段外側に飛ばし、走るペースをあげながら残り1kmに突入♪

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こっからが苦しくも平坦なラストスパート区間!
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既に標高は2710mですがゴール地点は2720mのため、各車一斉にペースアップ。私もまだ余力があったので、後ろから来た速い集団を引いて登りなのに20km/h超で登って行きます。みんな必死です。

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写真はゴール目前100m地点!私も回りの参加者の方も必死にもがきます(>_<)

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しかしそんなペースで走っても考えてみれば残り1km、あっという間に終わってしまいました(^^;)
ゴールの凱旋門目指して猛然とダッシュ、と決め込んでいたのですが写真のゴール計測地点、急カーブを曲がったすぐ先にあって「え?ここがゴール?!」と思ってる間にゴールでだいぶ拍子抜け(笑)

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ゴール後は乗鞍岳畳平の鶴ヶ池の東岸側をまわって、荷物受け取り場所の畳平バスターミナルへ向かいます。
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以前は火口だったのでしょうか、静かに水をたたえる鶴ヶ池。その向こうが畳平バスターミナルです。

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普段は観光バスとタクシーで混雑する駐車場も、今日ばかりはたくさんのサイクリストと荷物運搬用バスで埋め尽くされています(^^;)
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回りの参加者の方にシャッターを押してもらって記念撮影♪
 スパートしながら余力が残って不完全燃焼だったことは悔やまれますが、またそれは次回への教訓ととらえ、とりあえず無事に完走できた満足感はなかなかのもの。自分で登ってこの景色を掴む感覚はそれまでの苦しさを忘れさせてくれますね♪
 山頂は極寒かと思いきや、日が昇ったおかげで気温も12度前後、無風で曇りと山の天気が安定しない8月にしては良コンディション。もちろんそれなりに寒いのでフル装備になってしまいますが、想定していたよりずっといい環境でした。

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 ガリレオかFP2乗りを探してみたものの意外といない…のですが、写真を撮りあううちに仲良くなった他の参加者と小一時間談笑したあと下山。途中小雨が降ってきたのとほとんど運動しない下りはちょっと寒かったのでレインコートを着用。写真は2kmほど降りてきたところの路肩の広場で撮影。このあとこの雲の中に入っていったのですが、マイナスイオン満載の雲の中は気持ちよくて思わず何度も深呼吸♪それにしても空気が美味しいかったですよ(^o^)
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帰ってきてステージ前でも記念撮影。リタイアを想定していたので、完走できただけで満足です!
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ということで順位はクラス216人中172位、総合では約4000人中2143位と凡庸なタイムと順位に終わってしまいましたが、来年はまず1時間30分切りを目指してトレーニングしようと思います(^o^)
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終了後は松本医療福祉専門学校の監修でストレッチ度チェック。いろいろやってもらうと私の場合は膝関節が柔らかく、ハムストリングスが硬いため脹頸靭帯を痛めやすいということで、ハムストリングス伸ばしを伝授されました。上の写真はちょうどそれをやっているところ。写真ではズルをして手のひらが浮いてますが、これを地面に付けた状態で勢いはつけないで膝を伸ばすのがポイントらしいです。

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 この体勢も脹脛の負担を軽くするための腿側靭帯の伸ばし。こちらのポイントはなるべく腰を浮かせないことだそうですが、これもまたキツイ。そして疲れもあってかどちらもけっこう痛かった…ですがけっこう効果覿面だったので、最近は仕事の休み時間によくやってます(^o^)
 このあと宿に帰って露天風呂にゆっくりつかり、この日に限っては翌日の宿泊客を入れないらしく、午後2時の超レイトチェックアウトでも追加料金なし♪ペンションノーム最高でした!
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宿を出たあとは大雨転じて快晴と大ハズレの予報の恩恵をしっかり享受し、帰りながら観光。写真は梓川TEPCO館前のダム湖。標高があると空気が澄んでいるのか、空の色がキレイですね〜♪

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下界に下りてくると空の色こそちょっと霞みますが、松本インターまでの途中には大ひまわり畑や長野電鉄など、なかなか景色のいい道でした。
 帰りは5時間ほどかけて帰りましたが意外と近い乗鞍、人気イベントなので来年からどのぐらいの頻度で参加が受理してもらえるか分からないのですが、大会の運営以外のところ、地域をあげてこのイベントを成功させようという気持ち、老若男女問わずこのイベントのボランティアとして活動しているのを見ていると、今後も是非続けて欲しい、そしてイベント運営の素晴らしい手本であると思いました。
 今後は特別イベントでなくても、年に何度かはここに登りにきたいなぁと思った次第です。ご興味ある方は乗鞍エコーライン、一緒に登ってみませんか?

追伸 走行シーンの撮影はオールスポーツ(http://allsports.jp)、デジタルサンギャラリー(http://www.dsgallery.co.jp)で発注済み♪今のところダウンロード版ではこんな感じの写真が掲載されています→() 
 フルサイズ版の掲載は後日、お楽しみに(^o^)

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