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2006年1月

6日・新任大型二輪指導員研修 100km/hからの急制動
 今日から本格的な座学が始まりました。まず1時間目は「教習指導員の社会的使命」という内容。車両保有台数と運転免許保有者数がともに8千万近く、一人1台の時代であること、昨年の交通事故死亡者数が7千人を下まわったこと、近年の減少傾向の要因は「4E(規制、教育、環境、技術)」の進歩であり、教習所の担う役割が大きいこと、またこれまで多かった若者人口の減少や、趣味の多様化で乗る機会が減った不況による経済活動の停滞、医療技術の向上などが理由に挙げられるとの内容でした。また指定教習所の役割として初心運転者教育機関であると同時に、初心者・高齢者など地域の交通安全教育機関であること、教育の意義として「教える(=分別、判断、理解)」と同時に、特に二輪車では卒業後に教習所主催のツーリングなどで「育てる(=実践する)」ことが大事であるとの内容でした。  10分休んで2時間目は「指定自動車教習所の現状」という内容。平成15年には1,472校あった学校も14校が不況で廃業していくなか、大型二輪を扱う学校は567校から1年で26校増加していること。しかし卒業生は78,084人からわずかに減少するし「少ないパイの奪い合い」であることがわかるとのことでした(当校も数年前の半分以下で寂しい限りです)。ただ平成17年度からAT限定二輪が登場したおかげで増加傾向にあるので今後に期待したいとの内容でした。しかしそのうち初心運転期間中に1,008名の方が事故を起こしている現状から、割合は少ないもののより一層の指導力向上のため「ムリ・ムラ・ムダ」のない教習が望まれるとのことでした。このあと、簡単なミニテストがあったので、こちらの内容を転記しておきます。
確認テスト問題例(1) 自動二輪車の二人乗りおよびAT限定大型免許についての知識 ( )のなかを穴埋めしなさい

1.自動二輪車出荷台数に占めるAT二輪車の割合は( 1 )%ぐらいである。

2.自動二輪車保有台数に占めるAT二輪車の割合は( 2 )%ぐらいである。

3.AT限定大型二輪を受けた者が運転できるAT二輪車の最大総排気量は( 3 )ccである。

4.大型二輪免許に係る教習において使用するAT二輪車の条件は総排気量( 4 )cc以上、ホイールベース( 5 )m以上であること。

5.大型二輪AT限定免許に係る教習において使用する大型AT二輪車は総排気量( 6 )cc〜( 7 )ccであること。

6.AT二輪車とは、オートマチック・トランスミッションその他の( 8 )を要しない機構がとられており、( 9 )の( 10 )を有しない自動二輪車をいう。

7.高速道路および自動車専用道路で二人乗りできるのは年齢( 11 )歳以上、かつ大型二輪または普通二輪免許を受けていた期間が( 12 )年以上のライダーである。

8.同乗者の挙動は加減速時に( 13 )ため、加速の場合はライダーを後ろに引く、減速のときには押すような( 14 )の動きになりやすい。

9.同乗者への配慮として( 15 )などでコミニュケーションをとったり、各動作を予告と本来の動きと( 16 )にわけて行って、一連の流れのなかでスムースに行いやすいようにし、( 17 )や急ブレーキをしないようにする。

10.2人乗りの際、同乗者も( 18 )でバランスをとる必要性があることから、子どもの場合でも少なくとも( 18 )に足が届く身長があることが望ましい。

11.同乗者は通常走行時は振り落とされないようライダーの( 19 )に手を組み、ブレーキング時は腰部を両手でしっかりホールドし、ステップを強く踏む。

12.同乗者はライダーと同じ動きをし、やむおえず前方を見る場合はバランスを崩さないように( 20 )だけだして見る。また運転者を煽るような言動を避ける。

お疲れさまでした。答えは一番下に書いておきます。

大型二輪指導員研修
 3時間目は「大型二輪ライダーのあるべき姿」ということで講義がありました。こちらは20分ほど二輪車発展史の映像をみたあとこんな内容でした。こちらは効果測定を行わなかったのですが、これまでもよく出題された内容だったので勉強用に少しつくってみました。よければやってみてください。
確認テスト問題例(2) 大型二輪ライダーとして

1.大型二輪ライダーは模範としての( 1 )、態度、( 2 )、言葉使いを兼ね備えなければならない。

2.大型二輪ライダーは( 3 )に優れ、己の心や行動を( 4 )でき、歩行者等に対して( 5 )の心があり、交通参加者とのコミュニケーションやパートナーシップが保て、二輪車の特性を知って( 6 )や自分を大切にする。

3.二輪車を運転するとは道交法においては( 7 )において( 8 )を本来の用い方に従って用いることをいい、単に動かすだけでなく道路上を( 9 )かつ( 10 )に走行させる必要がある。

4.ライダーは常に「( 11 )・判断・操作」の繰り返しのなかで必要な行動を行う。

5.二輪車の長所は( 12 )で、正確な時間に目的地に到着でき、車幅が狭く小回りが利いて狭い路地に入れ、スポーツ的要素があり、俊敏性に魅力があり、自己表現が容易などである。

6.二輪車の短所は( 13 )が悪く、体が露出し、( 14 )に左右され、荷物をたくさん運べず、四輪車より( 15 )ので遠く、遅く見られ、死角などによっても見落とされやすく、同乗者もライダーと同様に疲れ、( 16 )に他者が同調できないなどが挙げられる。

7.万が一事故を起こした場合も( 17 )ことなく適切な処置と「刑事・( 18 )・民事」上の責任を負わなければならない。

8.交差点は( 19 )から人や車が出入りし、速度変化が大きい。

9.二輪車は体が露出しているため( 20 )に弱く、特に昼間に比べて見通しの悪い環境で距離感が狂ったり、道路上の障害物やカーブおよび歩行者の発見が遅れやすい。

 というような内容でした。また午後は指導方法検討のための実技がありました。この日も受講者は全員事故なく100キロからの急制動体験(停止距離が36mになってしまった(^^;))や、項目1車の取扱い、項目3運転姿勢、項目5発進及び停止の仕方、の指導方法検討などを行いました。

 それにしても広い場内だ(^^;)

大型二輪指導員研修
大型二輪指導員研修
効果測定の答え(1) 1=60 2=30 3=650 4=200 5=1.5 6=600 7=650 8=クラッチ操作 9=クラッチ 10=操作装置 11=20 12=3 13=遅れる 14=逆 15=声掛け 16=2段階 17=急発進 18=身長 19=腹部 20=顔

(2) 1=服装 2=姿勢 3=忍耐力 4=コントロール 5=思いやり 6=車 7=道路 8=車 9=安全 10=円滑 11=認知 12=経済的 13=左右のバランス 14=気象状況 15=小さい 16=俊敏性 17=逃げる 18=行政 19=前後左右 20=環境の変化

いかがでしたか?合格は95点以上です(^^;)


大型二輪指導員研修
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